ビーガニズムの起源がどこにあるかは、実は簡単ではない問題である。後述するように、ビーガンという概念は一九四四年につくられ、のちにビーガニズムの定義も明確化された。公式の定義によれば、ビーガニズムとは「衣食その他、あらゆる目的による動物の搾取と虐待を、現実的で可能なかぎり暮らしから一掃しようと努め、ひいては人間・動物・環境のために、動物を使わない代替選択肢の開発と利用を促す哲学と生き方」を指す
『HUG』は、ヴィーガニズムから世界を見てみようと試みる雑誌です。気候変動が世界的課題となったことで、ベジタリアンやヴィーガンといった選択は、日本でもぐんと身近なものになりました。『HUG』では、ライフスタイルとしてのポジティブな選択肢をできるかぎり共有していくと同時に、「なぜヴィーガニズムなのか」についての情報発信をしていきたいと思っています。
YouTube「Vegan夫婦の小さなチャンネル&Love」でヴィーガンの暮らしを発信しているヨンさんとサヤカさん夫婦。二人の地球に寄り添った生活は、どれも真似したいものばかり。ヴィーガンになったきっかけや、心身の変化などについて聞きました。
人間には絶対に譲ることのできない基本的人権というものがあります。それは、殺されない権利と身体を傷つけられない権利と行動の自由権の三つです。この三つの権利は「絶対的人権」と呼ぶこともできます。では動物の権利とは何でしょうか。
動物が必要なのはもっと基本的で、人間ならばあまりにも当たり前すぎて権利とすらいえない類のものである。それはただ単に生存することができるという意味の生存権であり、正当な理由なく監禁されたり苦痛を与えたりされない権利である。
化粧品のための動物実験は、2013年にEUが全廃したことを皮切りに、世界的に禁止の流れになっています。近年は動物実験をしていない、いわゆる「ヴィーガンコスメ」も増えました。そんななか、日本はいまだ規制がない状況。なにが問題でしょうか。
化粧品のための動物実験の禁止を訴える短編アニメーション「Save Ralph」は、国際的な動物福祉団体「Humane Society International」が制作した4分ほどの動画。主人公は、動物実験を受けることを自分の「仕事」と話すウサギのラルフ。動画は、人間のカメラクルーが、ラルフを密着取材している、という設定で始まります。
ドイツの国営放送局「ドイチェ・ヴェレ(DW)」によると、ドイツでは2020年、肉の消費量が減少し、その代わり、ヴィーガン製品の需要が拡大したという。 ドイツといえばドイツビール。ドイツビールといえばオ